漢文修験道

第

問

白文

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正解：

文字は姓名を書き表すことができるだけだ。

書は以て名性を記すに足るのみ。

重要度：

★

文法：限定

問題解説

限定の意味を持つ終助詞です。
文末の「而已」は「のみ」と読むので要注意です。

書き下し文にする際は「のみ」と平仮名で書くところにも注意をしましょう。

※「のみ」と読む終助詞
　①耳
　②而已
　③而已矣

　①②③すべて「のみ」と読みます。
　意味は「～だけ」です。

文字は姓名を書き表すことができるだけだ。

正解です！！
文末の「而已」を「～だけ」と訳せているのはスゴイ！！！偉すぎる！！！！！

文字は姓名を書き表すことができるなあ。

詠嘆の訳はないので不正解です。

※詠嘆の意味を持つ漢字
　①嗚呼
　　読み：ああ
　　意味：～なあ。
　②哉
　　読み：かな
　　意味：～なあ。
　③矣・乎・也
　　読み：「や」または「か」または「なり」
　　意味：～なあ。

ついに文字が姓名を書き表すことができた。

限定の訳がなく、「ついに」の訳もないので不正解です。

※「ついに～」の意味を持つ漢字「卒」
　読み: つい二
　意味: ついに・とうとう

どうして文字は姓名を書き表すことができないのか、いやできる。

「何独」の訳になっているので不正解です。

※「何独」について
　読み：なんゾひとリ～ノミナランヤ
　意味：どうしてただ～だけだろうか、いや～だけではない。

　限定＋反語の句法です。
　ナニドクとは読みません。

文字は姓名を書き表すことができるだけだ。

文字は姓名を書き表すことができるなあ。

ついに文字が姓名を書き表すことができた。

どうして文字は姓名を書き表すことができないのか、いやできる。

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